松戸市役所建て替えについて!(続報)
2024年06月30日
こんにちは!
6月28日をもって令和6年度6月定例会が閉会しました。私の一般質問については過去の記事でも解説していますのでぜひご覧ください。
さて、タイトルの通り市役所建て替えについて、今議会で進捗がありましたのでご報告いたします。
今議会では以前より話題となっている、市役所移転候補地である相模台地区の国有地の取得議案が提出されました。
金額は33億5000万円となります。
昨年5月に臨時議会が開かれ、私は(所属会派市民クラブとして)同様の議案を否決しました。
そして今回は賛成に転じ、結果として賛成多数となり可決されました。
なぜ、前回は否決をし、今回は可決したのか。この点を解説していきたいと思います。
まずはなぜ、前回否決したのか。
以下4点が大きな理由となります。
・敷地面積の狭さ
・道路や安全対策等の周辺環境について
・松戸駅前の活性化について
・公共施設再編と市の業務・組織体制の見直しについて
今回は以前否決したこれらがどのように改善されたのかということにポイントを置いて審査を行いました。
市から示された整備案は以下リンクをご覧ください。https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/siyuzaisan/shiyakusyokino/kihonkousoutokongo.files/20240131_siryou.pdf
庁舎整備特別委員会も開かれ、さまざまな答弁がなされました。それらを踏まえ端的に解説していきます。
・敷地面積の狭さ
→耐震基準を満たしていない「本館」「新館」のみの移転となり、前回提案よりも建設物の縮小化が示され、敷地面積の狭さという課題が解決された。
・道路や安全対策等の周辺環境について
→新たにS字道路の拡幅とS字道路坂下交差点の改良、右折レーンの設置が行われ道路環境は改善される。災害時を考え、屋外エスカレーターやエレベータの設置計画、また通学路の安全確保策はこの先も議論が必要。
・松戸駅前の活性化について
→閉庁日でもイベント会場や、パブリックビューイング会場等への活用として利用。一方駅周辺の活性化は更なる取り組みが必要であると考え、第二ステップにおいて引き続き対策を求める。
・公共施設再編と市の業務・組織体制の見直しについて
→市から答弁では、第二ステップで検討していく。我々会派としても一番の悩みどこであった。公共施設再編は避けては通れない課題。しかしながら今回の提案には保留地も含まれており、この利活用について多くの可能性を秘めている。第二ステップで更なる議論を進めていく。
以上の点から、全てが解決されたわけではありませんが、一定程度の改善は示されました。
本来ではれば、全てに納得した上で賛成したいのも事実です。
しかしながらこれらの決断に至った一番の理由は、職員や来庁者の安全を守ることです。
当然、言いたいことや納得できないことも多々あります(例えば現地建て替えや住所移転議案など)。しかし議員は行政が提案してきたものを審査するのが仕事です。
一刻も早い庁舎建て替えを進めなければならない状況の中で、今回は賛成票を投じました。
そして新庁舎にとどまらず、新拠点ゾーンの整備はまだまだ続きます。長年課題となっている松戸駅の活性化がより良い方向へ進むよう、しっかりと意見を述べて参りたいと思います。
ありがとうございました。